事業レポート

レポーター・ほんだゆかりがキニナルスキニナルプロジェクトを実際に
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異色の対談で明かされるのは? あなたが変われば社会が変わる!

講演会シリーズ スペシャルトーク 対談:「好き」は社会を変えていく。
文=ほんだゆかり
あれ?いつものイベントとちょっと違う、開演前、周りをぐるり見回したとき、そう感じた。若い人が多い。
主役は、清水エスパルス・アンバサダーに、カフェのオーナーと、まったく別世界で活躍を続ける40代のお二人。異色の顔ぶれと「「好き」は社会を変えていく」、というテーマに惹かれ20代、30代の参加者が多いのかも知れない。
齋藤さんは言わずもがな、元サッカー日本代表。清水エスパルスに11年在籍し、藤枝MYFCでも、監督兼選手・チーム運営メンバーとしても尽力した。
今年1月からエスパルスのアンバサダーとして活動するサッカー王国静岡のレジェンド。サッカーを通じて地域へ恩返しをしたいと活動中だ。
柚木さんは、現代アートの作品や作家の魅力などを発信し続けるカフェオーナー。地方発の芸術批評誌「DARA DA MONDE」(だらだもんで)の発行も3号を数えた。スノド
カフェは、多種多様な人種が集まり、まさにオルタナティブな空間として成熟を続ける。いまはアートを通して、社会にどのように関われるかを模索中だ。ご自身でアート作品を作ることはない。
「サッカー」「アート」「好き」「社会」。バラバラに思えたキーワードは、対談を聞き進むうちに、不思議と繋がっていく。コツコツと、諦めず活動を続けていくこと、ずっと「好き」でいることで社会は変わっていくらしい。ただし、それは単なる「好き」と、やはり違っているようだ。
いくら「好き」でも、続けていくうちに挫折や不安、迷い、疲れた時もあったという。それでも、続けられたのは、仲間、友人、家族、地域の方など、サッカーやアートを通じて繋がりと関わりのあった人々からもらった、感動や感激があったから。「好き」を通じて、まず自分が変わり、周囲が変わり、そして社会も変わっていく。何度もそうい
った経験をされたことが、意識して社会を変えられる自信につながったのだろう。
「自分のやりたいことは、社会のために」「社会に求められていると感じる」と、ふたりはなんとも頼もしい。
主催者のアナウンス通り、自分探しのセミナーではなかったけれど、社会における自分の役割を自覚するための気づきや、積極的に社会に関わり、影響しあって成長するためのヒントが伝えられていた。集まった若者たちは、どう受け止めただろう、どんな変化があっただろう。きっと多くを受け止めて、いろいろ考えているに違いない、秀逸な企画だったなと感じた。

ほんだゆかり

新聞編集や広告制作を経て、地元メディアで地域ポータルサイトの設計や運営に携わる。イベント主催、ビジネスプランコンテスト入賞、NPO設立アドバイザー、蕎麦食文化研究員、キモノdeおでかけ、ロードレーサー乗り等々。好奇心と行動力が尋常でない。
事業名 講演会シリーズ
スペシャルトーク 対談:「好き」は社会を変えていく。
日時 2014年8月24日(日)
会場 静岡市葵生涯学習センター ホール
概要 「サッカー」と「アート」という異分野の二人の活動を知ることで、「好き」という気持ちがどう社会に繋がっていくのかを考える講演会。
出演 齋藤俊秀/清水エスパルスアンバサダー
柚木康裕/オルタナティブスペース・スノドカフェ
オーナー

静岡市葵区御幸町4-1アーバンネット静岡ビル4階 TEL:054-255-4746
土・日・祝日を除く日の午前8時30分〜午後5時30分まで
静岡市文化振興財団は本年設立20周年を迎えます。これを機に市民の皆様にさらに愛され親しまれる財団を目指し、当財団が管理運営する文化施設・生涯学習施設が連携し、「キニナルスキニナルプロジェクト」を実施することと致しました。 子どもから大人まで幅広い世代が参加でき喜んでいただけるように工夫をこらし事業を行いますので、皆様のご参加をお待ちしております。
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