静岡人の静岡人による静岡人のためのダンスミュージカルが半端ない!
エスパルスオフィシャルダンスミュージカル GO!!ALL returns
文=ほんだゆかり
鳥肌がたつ。随所随所で。
感動したっていうのとは少し違う?いや、もちろん感動してる。それだけじゃない、何かが降り注いでいる感じ。パワー?オーラ?なんだろう。チカラあるもの、元気の出るもの。
「GO!!ALL」は、市民クラブ「清水エスパルス」の危機に立ち上がる人々と、彼らの人間模様を描いたドキュメントタッチのダンスミュージカル。初演は2013年7月、今公演は「GO!!ALL returns」として約1年ぶりの再演だ。出演者、ダンサーはもちろん、脚本やスタッフも一般公募された“市民”で「静岡人の静岡人による静岡人のための再生の物語」というのは単なるキャッチコピーではないのだ。再演は、同じストーリーながら、かなり手を入れたため脚本はまったくの別物に思える。4月から9月まで猛練習を重ね公演に臨んだ。
感動したっていうのとは少し違う?いや、もちろん感動してる。それだけじゃない、何かが降り注いでいる感じ。パワー?オーラ?なんだろう。チカラあるもの、元気の出るもの。
「GO!!ALL」は、市民クラブ「清水エスパルス」の危機に立ち上がる人々と、彼らの人間模様を描いたドキュメントタッチのダンスミュージカル。初演は2013年7月、今公演は「GO!!ALL returns」として約1年ぶりの再演だ。出演者、ダンサーはもちろん、脚本やスタッフも一般公募された“市民”で「静岡人の静岡人による静岡人のための再生の物語」というのは単なるキャッチコピーではないのだ。再演は、同じストーリーながら、かなり手を入れたため脚本はまったくの別物に思える。4月から9月まで猛練習を重ね公演に臨んだ。

キャストは市民公募と知っているから、完成度の高さにまず驚く。台詞、歌、踊り、どれも魅力的で舞台にぐいぐい引き込まれていく。途中繰り広げられる殺陣も本格的、コミカルな場面なのに「わぁーすごい」と感心してしまった。どれほど練習されたんだろう。公募を通過した4人で競作したという脚本も秀逸だ。歌手を目指す女子高生、挫折に悩む元スポーツ紙記者、病に倒れる商店街会長など、様々な物語が平行して進み、エスパルスの再生を核に「どんな夢でも、持ち続ければ叶う」というメッセージを投げ掛ける。
オーディションの難関を勝ち抜いた出演者は、高校生から70代まで幅広い。「自分を変えたい」と挑戦した未経験者もいれば、努力を重ねてミュージカル出演の夢を叶えた若者も。ひとりひとりの夢を目指して、時間を割き、努力を重ねた“静岡人”が、このステージを作り上げている。ストーリーに輪をかけて、その事実も「夢は叶う」と教えてくれる。
オーディションの難関を勝ち抜いた出演者は、高校生から70代まで幅広い。「自分を変えたい」と挑戦した未経験者もいれば、努力を重ねてミュージカル出演の夢を叶えた若者も。ひとりひとりの夢を目指して、時間を割き、努力を重ねた“静岡人”が、このステージを作り上げている。ストーリーに輪をかけて、その事実も「夢は叶う」と教えてくれる。

物語のクライマックスは、日本平スタジアムでエスパルスVSジュビロの静岡ダービー。舞台にそそり立つメインスタンドに、出演者が勢ぞろいしてボールの行方を追い、主人公の父親を探す場面だ。エスパルスのフラッグを携えた出演者が、観客席になだれ込み、通路で大きく旗を振ると、ホール中を巻き込んでオレンジウェーブが波立ち、ゲームは同点でPK戦へ。ジュビロにリードされたエスパルス選手が、ゆっくりとボールをセットしたところで幕切れる。
夢を持とう、夢は叶う、思い続けよう。メッセージをありがとう。すばらしい公演でした。
夢を持とう、夢は叶う、思い続けよう。メッセージをありがとう。すばらしい公演でした。

ほんだゆかり

新聞編集や広告制作を経て、地元メディアで地域ポータルサイトの設計や運営に携わる。イベント主催、ビジネスプランコンテスト入賞、NPO設立アドバイザー、蕎麦食文化研究員、キモノdeおでかけ、ロードレーサー乗り等々。好奇心と行動力が尋常でない。
事業名 | エスパルスオフィシャルダンスミュージカル GO!!ALL returns |
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日時 | 9月27日(土)、28日(日) |
会場 | 静岡市民文化会館 中ホール |
概要 | 2013年7月好評を博した、市民クラブ「エスパルス」と市民キャストスタッフによるミュージカル「GO!!ALL」を再演。 |