事業レポート

レポーター・ほんだゆかりがキニナルスキニナルプロジェクトを実際に
体験!会場の様子を写真とレポートでご紹介します!
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パパとママは音楽のお話を聞き、チビッこはアートワーク。
ひとつの楽曲で、ふたつ楽しい!

“この1曲”をとことん語る C.サン=サーンス《動物の謝肉祭》&
しずびチビッこプログラム
文=ほんだゆかり
静岡音楽館AOIと、未就学児や親にも美術や美術館に親しんでもらう取り組みをしている静岡市美術館が、今回特別にコラボレーション。美術館が平成23年から始めた「しずびチビッこプログラム」は、展覧会のテーマにあわせたワークショップで、子どもがアートに親しむ間、保護者にはゆっくり展覧会を鑑賞してもらう企画。子どもたちは、美術館スタッフの進行で、展覧会の内容に即したアートプログラムに取り組む。子育て中は、遠のきがちな展覧会鑑賞を、楽しめるとあって、好評で人気の高いイベント。
今回は、静岡音楽館AOIで後日開催される「子どものためのコンサート 音楽とおはなし《動物の謝肉祭》」がテーマ。保護者は、講演会「“この1曲”をとことん語る」で、楽曲の特徴や魅力を聞いた。「子どものための」と銘打ったこのコンサートは、未就学児でも入場できる静岡音楽館AOIでは珍しいプログラムで、《動物の謝肉祭》をはじめ、演奏曲はどれも短めで、曲間に女優の原田夏希さんが「おはなし」をしてくれ、ちびっこも飽きずに楽しめるそう。
ワークショップと講演会は親子それぞれに、その後のコンサートは一緒に楽しむこともできるのだ。
《動物の謝肉祭》は、様々な動物をテーマにした14曲の組曲。「水族館」と「白鳥」の2曲を聞きながら、音のイメージをアートで表現する。ワークショップ室に集まったちびっこ達は、飛んだり跳ねたり、はにかんだり。美術館スタッフが「はーい、みんな、こっちこっち、集まって〜」と声をかけ「今日は、音楽を聞きながら絵をかくよ〜」、説明を始めると、みんな興味津々、すっとワークショップに集中していく。美術館スタッフのちびっこの扱いが、手慣れていて驚いた。4年も、ちびっこがアートに親しめるよう工夫を重ねてきた成果なんだろうな。
ちびっこの感性もすばらしい!ゾウやライオンなど数種類の写真を用意した上で、「水族館」の曲を流し、何の曲と思う?と尋ねたら、わいわい言い合いながら、ちゃんとお魚を選び出す。
ゆらゆら流れるような「水族館」のメロディにあわせ、ゆる〜く溶いた水彩絵の具の水滴を、ストローでふ〜っと吹くと、鮮やかな色がすう〜っと伸びて、混ざって「わぁっ」。もう夢中だ。もう1曲優雅で美しい「白鳥」のメロディにあわせたアートワークにも取り組んだ。
楽曲のルーツや特徴を聞いたお父さん・お母さんと一緒にコンサートへ出掛けて「あの絵、この曲なんだよ!」なんて話して欲しいな。親子で音楽もアートも楽しめる、なんてステキな企画だろう。

ほんだゆかり

新聞編集や広告制作を経て、地元メディアで地域ポータルサイトの設計や運営に携わる。イベント主催、ビジネスプランコンテスト入賞、NPO設立アドバイザー、蕎麦食文化研究員、キモノdeおでかけ、ロードレーサー乗り等々。好奇心と行動力が尋常でない。
事業名 “この1曲”をとことん語る C.サン=サーンス《動物の謝肉祭》&しずびチビッこプログラム
日時 2014年10月12日(日)
会場 静岡市美術館 多目的室/ワークショップ室
概要 コンサート《動物の謝肉祭》の開催に関連して、保護者は曲に関する講演会、子どもは別室にてアートプログラムを体験。

静岡市葵区御幸町4-1アーバンネット静岡ビル4階 TEL:054-255-4746
土・日・祝日を除く日の午前8時30分~午後5時30分まで
静岡市文化振興財団は本年設立20周年を迎えます。これを機に市民の皆様にさらに愛され親しまれる財団を目指し、当財団が管理運営する文化施設・生涯学習施設が連携し、「キニナルスキニナルプロジェクト」を実施することと致しました。 子どもから大人まで幅広い世代が参加でき喜んでいただけるように工夫をこらし事業を行いますので、皆様のご参加をお待ちしております。
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