事業レポート

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粘り強さと迫力に圧倒された「STAND UP!」稽古現場。舞台への期待高まる潜入レポート

STAND UP!〜シズオカ独立宣言!家康再起動〜
文=ほんだゆかり
来春上演の「STAND UP!」の稽古にお邪魔した12月14日は、本番までに46回行われる稽古の17回目、3分の1をすぎたころだった。公演と同じように場面を演じる「通し稽古」は一ヶ月以上先の予定で、ダンス、殺陣(たて)、演技、それぞれ別に練習が行われていた。
大好評だった前作「GO!!ALL」に続き、今回も公募で集まった市民出演者は高校生から70代まで57人。ダンス練習場には、40人ほどいるだろうか。5、6人のグループに分かれ、アドバイスや確認をしながら何度も繰り返し、真剣な表情で踊り続けている。音楽はなく「1、2、3、4...」とカウントを取る声とステップの足音が響く。時折、プロデューサーの勝山さんから声がかかり、音楽に合わせて動いてみる。指示を取り入れて、そしてまた、根気よく同じ動きを繰り返す。もう何十回だろう。こういう努力があって、舞台での流れるような動きを身体が覚えていくんだなと思った。
今回の舞台には、関ヶ原の戦のシーンもあり、迫力満点の殺陣も見どころのひとつ。初めて挑戦するメンバーも多いなか、経験者を中心に、刀の構えや立ち回りといった基本から、斬られ方など練習を積んできた。この日、初めて殺陣の講師を招いての指導で、加わる人数やストーリーの流れなどに応じた切り合いの振りを、プロの経験から作っていただく。基礎がしっかりしているからだろうか、次々体得して、かっこいい!殺陣シーンに期待大だ。
演技の稽古は、蘇ったばかりの家康が女性県知事と初対面するシーンを見学した。演出家の河田さんの目前で演じるそばからストップがかかり、物語の背景や人柄、感情、時代感覚など様々な角度からの演出指導が入る。やり直し、ストップ、指導、やり直し・・・。こんなふうに何度も繰り返し、話し方や態度、雰囲気などを修正して、役の"人格"を作り上げていくんだ!すごい!演出の現場に、感心していると、家康役の川瀬さんが「このオヤジ、わかんねえなあ。」とつぶやく。
川瀬さんの「家康」は、まだ揺れているのかな。本番でどんな家康公に会えるのかが、ぐんと楽しみになる。
どの稽古でも「まだまだ、ぐんぐん広がる」イメージを受けた。これらがひとつにまとまり舞台となったとき、どんな感動があるだろう。確かめてみたい、見逃せない。また、お勧めしたいのはSBSラジオで毎週金曜日放送中のラジオドラマ「STAND UP!」。舞台のキャストやSBSラジオのアナウンサーが登場人物を演じる先行放送で、わくわく感を高めて3月の上演を待つことにしよう。

ほんだゆかり

新聞編集や広告制作を経て、地元メディアで地域ポータルサイトの設計や運営に携わる。イベント主催、ビジネスプランコンテスト入賞、NPO設立アドバイザー、蕎麦食文化研究員、キモノdeおでかけ、ロードレーサー乗り等々。好奇心と行動力が尋常でない。
事業名 徳川家康公顕彰四百年記念事業
STAND UP!〜シズオカ独立宣言!家康再起動〜
日時 【練習(取材日)】2014年12月14日(日)
【公演】2015年3月28日(土)15:00開演
    2015年3月29日(日)14:00開演
会場 静岡市民文化会館
概要 「もし家康公が現代に復活し、静岡を独立させたら…」?! 公募による脚本家や出演者により創りあげる、市民参加型舞台。

静岡市葵区御幸町4-1アーバンネット静岡ビル4階 TEL:054-255-4746
土・日・祝日を除く日の午前8時30分~午後5時30分まで
静岡市文化振興財団は本年設立20周年を迎えます。これを機に市民の皆様にさらに愛され親しまれる財団を目指し、当財団が管理運営する文化施設・生涯学習施設が連携し、「キニナルスキニナルプロジェクト」を実施することと致しました。 子どもから大人まで幅広い世代が参加でき喜んでいただけるように工夫をこらし事業を行いますので、皆様のご参加をお待ちしております。
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