事業レポート

レポーター・ほんだゆかりがキニナルスキニナルプロジェクトを実際に
体験!会場の様子を写真とレポートでご紹介します!
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ユーモラスに全力パフォーマンス。輝くおやじの汗がキラキラまぶしい!

おやじカフェ
文=ほんだゆかり
「来たれ(自称)おやじ!」の呼びかけに集まった34歳から77歳のおやじたち13人が、1ヶ月にわたる特訓を受け、給仕兼パフォーマーとして華麗にデビューした。エスパルスドリームプラザにオープンした「おやじカフェ」で、軽快に給仕をしながらテーブル・パフォーマンスを披露したり、華やかなダンスで訪れた500人をたっぷり楽しませてくれた。
おやじたちは、会社員や鍼灸師、学校の先生など、ごく普通の男性。プロデューサーで振付師の伊藤キムさんとアシスタント5名体制でむかえた特訓初日、踊りも掛け声もバラバラで、横目で脇を見ながらの“時差ダンス”はステップもおぼつかず、大丈夫かなあ?と心配なほどだった。伊藤さんからも次々声が飛ぶ。「大きな声!」「視線が弱い!」「手の動き!」けっこう厳しい。特訓は1ヶ月間で8回×3時間に及び、アシスタントに指導を仰いでの自主練習、自宅でDVDを見ながらの個人練習と練習を重ねたという。“おやじカフェ”の給仕として、質の高いパフォーマンスでお客様をもてなしたい、
その熱意が伝わる。
本番当日、それはもう素晴らしかった。給仕はサービス精神旺盛なうえ、きびきびとしていてユーモラス。サイドメニューの注文も相次ぎ「おやじの説教」や「おやじ二人羽織」「できない腹話術」などが繰り広げられる。そこへ、懐かしい歌謡曲や、ディスコ世代定番曲が鳴り響き、サッと素早く集合しおやじダンスが始まる。うまいっ!見違えるほど上達したチカラあるダンスだ。踊りの決めポーズだけでなく、表情がいい!ニコニコ笑いながら、誘いかけるような視線に思わず引き込まれそう(笑)。店内はもちろん、立ち止まって見つめる人、吹き抜けの上階からも応援の拍手、エスカレーターで移動中の人は全員がこっちを見ている。だれもが、おやじダンスの虜になっていた。
パワフルに飛び回るダンスが終われば、汗が噴き出し滴り落ちるまま、給仕の仕事に戻る。3グループに分かれて2時間ずつのシフト制だったが、体力的にも大変だったろう。
お客さんを楽しませるため、全力でもてなした心意気に「一生懸命なのがカワイイー!」ポスターを見て来店した女子大生2人組。「おやじの説教」で友だちを叱ってもらった男子学生。「かっこいいねえ。イケメンに見えるね」階段で立ち見の女性グループ。「見てると微笑んじゃう」「2日だけではもったいない」「体大丈夫かな?」みんな何かを受け取っていた。普通のおやじ達が挑戦したエンターテイメント・ショウ。湧き上がる笑い声と拍手、大成功だった。「またやらないの?」という声が多く、回数だけでなく、人数も増えていくといいなぁと感じた。

ほんだゆかり

新聞編集や広告制作を経て、地元メディアで地域ポータルサイトの設計や運営に携わる。イベント主催、ビジネスプランコンテスト入賞、NPO設立アドバイザー、蕎麦食文化研究員、キモノdeおでかけ、ロードレーサー乗り等々。好奇心と行動力が尋常でない。
事業名 おやじカフェ
日時 2014年11月29日(土)、30日(日)
会場 エスパルスドリームプラザ 1階 エスパルススクエア
概要 公募で集まった中高年男性、いわゆる「おやじ」たちが、ワークショップや練習を積み、カフェでダンスと給仕を行うイベント。
講師 伊藤キム(ダンサー/振付師)

静岡市葵区御幸町4-1アーバンネット静岡ビル4階 TEL:054-255-4746
土・日・祝日を除く日の午前8時30分~午後5時30分まで
静岡市文化振興財団は本年設立20周年を迎えます。これを機に市民の皆様にさらに愛され親しまれる財団を目指し、当財団が管理運営する文化施設・生涯学習施設が連携し、「キニナルスキニナルプロジェクト」を実施することと致しました。 子どもから大人まで幅広い世代が参加でき喜んでいただけるように工夫をこらし事業を行いますので、皆様のご参加をお待ちしております。
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